2011年3月11日14時46分、戦後最大の災害とも言える東日本大震災が発生してから、早いもので1年が経ちます。この災害についての様々な報道が今も絶え間なく流れ、力強く再生を図る人々の姿に勇気付けられる反面、今なお心の後遺症に苦しみ生きる希望を見出せずにいる人々の姿を見ることも多いのが現状です。
 先日見出しに強く惹かれ、ある雑誌を手に取りました。「亡き母に手紙を書く幼児・・・」で始まる記事を見て、私は目頭が熱くなるのを堪えることが出来ませんでした。皇后陛下が元旦に和歌を詠まれたことでご存知の方も居られると思います。「ままへ、いきてるといいね おげんきですか」覚えたばかりのひらがなで、亡き母親への手紙を書きながら炬燵で寝てしまった幼な児の写真が横に掲載されており、同年代の子供を持つ親として、強く心が痛みました。この子に限らず多くの被災者のなかでは、復興と本当の意味で呼べる日はまだまだ遠い気がすると共に、何か力になりたい、ならなければならないと感じました。この母親に限らず、今回の震災で亡くなられた方々の多くは、その瞬間まで自分の死が間近に迫っていることを意識せずにおられたと思います。母親はこんな可愛い子供を残して死にたくなかったでしょう。平和な世の中ですが、病気・災害・事故などいつ自分の人生が幕を下ろすかは普通の人には解りません。生あることの歓びを一日一日噛みしめながら、仮に明日死が訪れても後悔がないよう精一杯生き抜いて行きましょう。苦しく辛いものの中から何かを得て前進に繋げることだけが、この震災を活かす唯一の方法だと思いますし、その一人ひとりの力強さが被災地だけでなく日本の復興に繋がると思います。
 3月10日、11日の両日、日本JCの総会で岩手県の盛岡に行ってまいります。通常東京で開催される会議ですが、震災を受けての特別措置ということで向う3年間は東北3県で開催されることになっております。1年経った被災地の現状をしっかりとこの目で確かめ、何らかの形で今後の復興に繋げていくという強い気持ちを持って参加してまいります。

今月もよろしくお願いいたします。

 

舞鶴プライドの確立

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