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【はじめに】
我が国日本には古来より高い精神性に基づいた文化や歴史が育まれてまいりました。そのなかでも特に明治維新や戦後といった動乱期や混乱期という苦境の中でこそ、日本人という誇りを強く感じ団結して行動してきた歴史があります。2011年3月11日に起こった東日本大震災は、東北地方だけでなく日本全土に人的、物的な大きな傷跡を残しましたが、我々の先人が何度も苦難を乗り越えてこられたように、今こそ皆が心を合わせて力を合わせて、力強く歩みを進める必要があります。
わがまち舞鶴は、歴史的にも文化的にも経済的にも自然環境的にも非常に恵まれたまちです。舞鶴という名前一つとっても、優雅で美しく、ストーリー性があります。太古の昔より丸木舟で大海原に漕ぎ出したフロンティアスピリッツや過酷な抑留生活を終え祖国の第一歩を踏み出そうとする人々を温かく迎えた思い遣りの心といった高い精神性を土壌に、各地域にそれぞれ誇りとなる史実や文化など地域の拠り所となるものが散在しております。それぞれの地域がそれを拠り所に心を一つに出来れば、その集合体である舞鶴は必然的に活気に満ちたまちになるのではないでしょうか。
社団法人舞鶴青年会議所は、これまで55年の長きに亘り、「明るい豊かなまち 舞鶴」の実現に向かい不特定多数の人々の利益を追求した運動を展開してまいりました。創立55周年の折に創立60周年を見据えたJC運動・JC活動を発信するなかで、これからも今まで積み上げてきたものを活用し、視点や力点を変え、舞鶴に住まう人々を巻き込んで、想いを束ねて行動していくことを宣言いたしました。
本年、舞鶴青年会議所は一人ひとりの愛郷心を顕在化し、それを舞鶴に住まうすべてのひとで共有することで、わがまちに「舞鶴を誇りに思う心=舞鶴プライド」を確立する取り組みを実施します。舞鶴プライドによって強い絆で結ばれ、舞鶴に住まうすべてのひとが「このまちに生まれて良かった」「ずっとこのまちに住み続けたい」と思えるまちを共に創り上げていきましょう。
【誇れる団体として】
1956年10月、舞鶴青年会議所は諸先輩方の大志により誕生し、以来「明るい豊かなまち 舞鶴」の実現という不変の目的を目指し、地域に根ざし地域のため一貫して運動展開してまいりました。その歴史はわがまち舞鶴の発展に大きく寄与してきたことは言うまでもなく、舞鶴青年会議所に集うメンバーはその誇りのもと、これからも高い志を持ち運動を展開していかなければなりません。
2013年の移行期間終了を迎える公益法人制度改革に伴い、今までもこれからも我々は公益な団体であるということを全会員で認識し、2010年度公益社団法人格の取得を決議いたしました。本年、私たちは公益社団法人格の取得申請を行ないます。青年会議所運動は全て公益に資する運動であり、新たな枠組みの中で我々の考える公益を実践し、今まで以上に「まちのために」「地域に根ざして」若者らしくポジティブな考え方で運動を展開し、発信していきましょう。
【地域の誇りを掘り起こす取り組み】
なでしこブームの盛り上がりは、日本という大きな枠組みでも気持ちを一つにすることが出来る証となりました。これは総勢20名の我が国の代表の戦いぶりや戦果を、日本人として誇りに思ったからに他なりません。わがまち舞鶴にもそれぞれの地域にその地域に住む人の誇りや心の支えとなる歴史や文化があり、それを礎に地域は深い繋がりで結ばれていました。情報化社会の発展はグローバルな視野や発想を容易にした反面、自分がどこに居るのか、自分の本拠地はどこなのかといった地域への帰属心を薄らげ、その結果地域の絆は少しずつ疲弊してきている事実は否定できません。舞鶴は多くのコミュニティの集合体で「舞鶴市」という形を成しております。その一つひとつに歴史があり、文化があります。それを再発見し、共有し、地域の誇りとして認識することが出来る取り組みを展開するなかで、わがまち舞鶴に住まうすべてのひとが、自分の暮らす地域やまちに誇りを持つことが出来れば、地域の絆はさらに強固なものとなり、地域力は高まるでしょう。
社団法人舞鶴青年会議所は、「明るい豊かなまち 舞鶴」の実現に向けて、まちの未来を担う子どもたちをまちの宝と捉え、長きに亘り青少年の育成を社会開発運動の柱としてまいりました。昨年40回の記念大会を終えた市長旗チビッコソフトボール大会は、かつてこの事業を通して育まれた子どもが大人となり立場を変えて関わる程、歴史ある舞鶴の伝統行事としての地位を確立したと言えます。40年という大きな時代の流れのなかで、少子化や趣味の多様化などによる参加者の減少が叫ばれる一方、地域の事情によって参加したくても参加できないといった児童も増えております。その一人ひとりが輝く原石であり、より多くの大人が関わることで輝く機会を提供すべきなのです。
「地域の子どもは地域の大人が育てる」というこの事業の本質をしっかりと再認識し、舞鶴に住まうすべてのひとが地域の親の目で子どもたちがたくましく、心豊かに育まれる土壌を繋いでまいりましょう。地域の宝である子どもたちが地域に誇りを感じて健全に育まれるまちを、今まで同様、舞鶴に住まうすべてのひとと共に追い求めてまいりましょう。
【地域で輝くひととなるために】
舞鶴青年会議所は、創始よりわがまち舞鶴の発展にJC運動だけでなく、それを通じて経験を積み人間力溢れる人材を輩出することで寄与してまいりました。それは研修事業を通して培われた能力だけでなく、社会開発事業を行なうなかで培われた能力に拠るところが少なくありません。わがまちにムーブメントを起こすには、我々メンバーだけではなく、我々の想いや行動に賛同し行動するまちの人々の力を引き出さなければなりません。その為には、まず我々Jayceeが人々を惹きつける魅力と能力を兼ね備えていく必要があります。我々が地域のリーダーとしての実力を身に着け、誇りを持って舞鶴に住まうすべての人々とともに「明るい豊かな舞鶴」を追い求めていくために、その社会開発運動を通してしっかりと能力を養っていく必要があります。
意識を持って社会開発運動を展開し、自らが地域で輝く人材となるべく共に修練を積んでまいりましょう。
【誇りあえる仲間として】
近年、様々な要因により参加率の低下が叫ばれていますが、その最大の要因はメンバー同士のコミュニケーション不足ではないでしょうか。JCは一人で出来るものではありませんし、一人でやるものでもありません。明るい豊かな舞鶴を担うのは我々であるという自負を持って舞鶴青年会議所に集う同志が時間を共有し、一緒に汗し、感動の涙を流せる経験を数多く積むことで、かけがえの無い強固な絆を築いていきましょう。お互いが誇りと思える仲間が溢れる組織は強く結ばれ、我々はより活力を持って全ての同志と共に地域が誇りで結ばれる理想の運動を展開していきましょう。
【会員の拡大】
わがまち舞鶴において、これからも地域に根ざして活力ある運動展開をしていく為には、会員拡大は避けて通れない課題です。あなたは今、JCが好きですか。JCを楽しめていますか。もしそうでないなら、それは拡大対象者にも伝わります。まず、自信を持って仲間を誘える活動をしましょう。JCはやれば必ず自分に返ってきます。楽しくなります。好きになります。そんなメンバーが溢れる集まりは、自然と魅力的な団体と映り、仲間が向こうから集まってきます。そして新たな仲間が加わり共感・共鳴することで、さらに我々の運動を広く展開出来るでしょう。そんな理想のスパイラルを目指し、意識を持って日々の活動を行ない、多くの同志を迎え入れましょう。
【終わりに】
私は小学校の卒業文集に将来の夢はプロ野球選手と書きました。その夢は恐らく叶うことなく終わると思いますが、そのことを考えるたび当時の夢や希望に満ち溢れた少年時代の感覚を思い出しワクワクします。時代は流れ、当時夢の時代と言われた21世紀に入り10年余り経ちました。現実的な子どもが増えていると聞きますが、それは我々大人の責任です。子どもは大人の背中を見て育ちます。子どもたちが育つ世界は大人が創ります。私たちがそうしてもらったように、現代の子どもたちに夢や希望の持てる世界を提供しなければなりません。その為には、我々大人たちが前向きに希望に満ちた姿で一日一日を大切に過ごすことが重要ではないでしょうか。まず我々が率先してその姿を実践しましょう。
社団法人舞鶴青年会議所は、20歳から40歳までの青年の集う団体です。55年という長きに亘る歴史は、常に若き青年たちの革新の連続でした。これからも私たちは常に斬新な行動を躊躇せず、若者の象徴である元気と勇気を持って行動しましょう。失敗を恐れ行動しないよりも、失敗から学び、様々な困難を乗り越えて、器を広げていきましょう。
昨年創立55周年の折に発信した理想像に向けて最初の一歩を踏み出す一年です。我々の想い、運動がより大きな波紋を広げられるように、舞鶴に住まうすべての人々と手を取り合って想いを一つにしてわがまち舞鶴のために行動してまいりましょう。
我々の勇気ある一歩が、必ずやひとを巻き込み、地域を巻き込み、舞鶴プライドで結ばれた誇り高き舞鶴に繋がるという信念を持って。
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